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VRと音楽ゲームの組み合わせがアツい!“音ゲー”は体感する時代へ

ビートマニアが誕生して以来、ダンスダンスレボリューションやポップンミュージック、太鼓の達人などの音楽ゲーム通称“音ゲー”はゲーム業界をリードしてきたジャンルの一つだ。そんな音ゲーが近年VRでも楽しめるようになり、“体感する時代”になってきているという。今回は新時代へ突入したVR音ゲーの今と未来に迫る。


大ブームとなったビートマニアが築き上げた“音ゲー”というジャンル

音ゲーブームの火付け役となったのが1997年に稼働したコナミのビートマニアだろう。ビートマニアは、上から落ちてくる譜面に合わせ、手元のボタンを押したり、ターンテーブルを回したりすることでスコアを獲得するゲームで、一定以上のスコアを獲得出来ない場合はその曲の終了時にゲームオーバーになるというものだ。
このビートマニア以降、その派生シリーズとしてダンスダンスレボリューション、ギターフリークスやドラムマニアといった音ゲーが続々と誕生し、ゲームセンターを賑わせた。
現在、これらは稼働していないものも多くなってきているが、派生シリーズの一つポップンミュージックは現在でも稼働しており、大人だけでなく子供も楽しめる人気音ゲータイトルの一つとなっている。


長崎県ハウステンボスで楽しめる音ゲー「Airtone(エアトーン)」

これまでの音ゲーは、音楽のリズムに合わせて落ちてくる譜面を手元のボタン等でたたきスコアを獲得するというものだったが、そんな音ゲーがVRで楽しめるようになるとどう変化するのだろか。

現在、稼働している注目の音ゲーに「Airtone(エアトーン)」というものがある。このエアトーンは、長崎県佐世保市にあるテーマパークハウステンボス」が2017年4月に導入したVR音ゲーで、ヘッドマウントディスプレイと両腕に専用コントローラーを装着して行う“体感型VRアトラクション”だ。
プレイヤーは案内役の少女に導かれながら、色鮮やかな仮想空間を飛んで、上下左右に出現するアイコンに合わせ体を動かしてプレイするのだという。

実は、ハウステンボスでは、エアトーンの他にも、約30種類ものVRコンテンツが展開されている。“日本一のVRテーマパーク”として成長し続けるハウステンボスに注目が集まっている。


現在人気のVR音ゲーアプリとは?

ハウステンボスのようなアミューズメントパークでもVR音ゲーを楽しむことができるが、手軽に楽しむことができるVR音ゲーアプリにも注目が集まっている。現在、以下のようなタイトルの音ゲーアプリが人気となっているようだ。

Audioshield(オーディオシールド)
ヘッドマウントディスプレイを装着して遊ぶVR音ゲーの代表作とも言えるのが、このオーディオシールドだろう。音楽に合わせて向かってくる赤や青の球を、盾で弾いていくというもの。これは従来の音ゲーと違い、立体的に迫ってくる譜面の映像や爽快感のある独特な効果音などによって高い没入感が得られるという。
また、パソコン上にあるmp3やiTunesのファイルを読み込むことで、自分の好きな音楽でプレイすることができるのも特徴だ。

Soundboxing(サウンドボクシング)
“VRを使ってわずか5か月で20キロ以上ものダイエットに成功した男性”が一部ニュースで話題になったのをご存じだろうか。その男性がプレイしていたVR音ゲーが、このサウンドボクシングである。
サウンドボクシングは、音楽が流れている中で、目の前に現れるターゲットたちをパンチして倒すというもので、その名の通り、音楽に合わせて迫り来るボールを、リズムに乗りながら両手でボクサーのように殴りまくっていくゲームだ。YouTubeから自分が好きな音楽を選ぶことができるのも魅力の一つだと言える。

The Music Room(ザミュージックルーム)
ザミュージックルームはVR内にスタジオを創り、実際の楽器をVRでシミュレートすることに重点を置いたアプリで、パールやジルジャン等のドラムセットをはじめとした実在する様々な楽器をVR内で演奏できるという、音ゲー好きというよりは音楽好きやプロのミュージシャンに人気のあるアプリだ。
アプリ内でミュージシャンがライブパフォーマンスのリハーサルをするのはもちろん、自分の楽曲を録音することもできるなど、かなり本格的な仕様となっている。


セガの名作ゲーム「スペースチャンネル 5」が、スマホで VR で期間限定復活か

過去の音ゲーヒット作がスマホアプリになって復活するというニュースも音ゲーファンの間でも話題となっている。
「スペースチャンネル 5」は、今から15 年以上前に発売された、音楽とダンスをテーマにしたセガの名作ゲームの一つだ。東京ゲームショー2016 の「Linked-door loves Space Channel 5」デモ版での出展で話題となっていたが、最近では、auのVR コミュニケーションアプリ「VR appli(仮)」に、「スペースチャンネル 5 VR」の特別版「スペースチャンネル 5 ワキワキ★100問連続バトル」として参加予定だという。
本作は、出題されたダンスを覚えて、タイミングよくコントローラーを操作し、主人公の「うらら」を踊らせ、対戦するという内容となっている。

ちなみにこの「VR appli(仮)」では、自分の分身となるキャラクター設定し、目的にあわせて様々なVR 空間を楽しめるだけでなく、 複数人が参加できるVR共有スペースで知人等を誘うことで、コミュニケーションを取りながら、同一の VR 空間やコンテンツを一緒に楽しむことができる。
アプリ内には、音楽と映像が融合した VR 空間「VJ360」というコンテンツが用意されている。VJ360には、KEN ISHIIや爆クラ! (爆音クラシック)など様々なアーティストが楽曲協力予定だという。


音ゲーはVRのキラーコンテンツの一つとなるだろう

VR音ゲーとこれまでの音ゲーとの決定的な違いと言えば、VRでしか味わうことのできない高い没入感が得られて体感できるようになったことや、無料動画サイト上の楽曲や自分の持っている楽曲を使用してプレイすることができるものが増えたことが挙げられるだろう。
その結果、これまでは“音楽好き”というよりは“ゲーム好き”から人気を集めていた音ゲーだったが、VRというジャンルで登場することで好きな音楽の世界に入り込むことができ、まるで自分がミュージシャンやアーティストになったような感覚を味わうことができるため、ゲームに全く興味のなかった音楽好きたちからも人気が出る可能性は高いだろう。
また、“音楽を体感する”というVR音ゲーの性質上、複数人でプレイすることもゲームの醍醐味と言える。このように考えると、音楽のプロモーションやイベント等、活用の場も多くなるのではないだろうか。音ゲーはVRのキラーコンテンツの一つとなるだろう。


<参考・参照元>
複数人参加型次世代コミュニケ―ションVRの体験について | スマートフォン・携帯電話 | au
音ゲーは次の世代へ!体感型VR音ゲー特集! | VR Inside
ASCII.jp:音楽好きにおすすめのVRアプリ5選
音楽とダンスをテーマにしたセガの名作ゲーム『スペースチャンネル 5』が、スマホで VR でちょっとだけ復活 ?! au の新プロジェクト「つながる新感覚 VR」へコラボ参加! | セガ

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