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【インタビュー】オリンピック選手のメンタルコーチに聞く! ビジネスをスピードアップする組織のつくりかた

ここ数年、ビジネスのスピードが格段に増している。その中で、日本の企業はスピード感がないと言われている。仕事の時短術、タスク整理術などのノウハウは出回っているが、企業として意思決定のスピードをより早く、より確実なものにするにはどうすればよいのか……、というのは先進的なリーダーたちの悩みなのではないだろうか。

今回は、2016年6月まで日本電産サンキョー株式会社スケート部のメンタルコーチとして、3回冬季オリンピックに参加する一方、ビジネスにおいてはエグゼクティブコーチの創成期からエグゼクティブコーチとして活動をされている松下 信武氏に話を伺った。


トップは常に正解を与えるものではなく、現場に考えさせる組織を作る

「智弁和歌山の甲子園最多勝監督である高嶋監督は、選手に考えさせる。現場を知っている選手が考えないとゲームが成り立たないから、だそうです。監督の役割は、現場が見えないものをベンチで見る。現場で気づかないことを伝えますが、基本的には現場で考えることを徹底しています。
また、高嶋監督はあまりサインを出しません。サインを出すと、現場は監督を頼ってしまい、考えなくなってしまうからだそうです。」

これは、ビジネスの現場でも応用できることだ。トップダウンとは、現場が見えないものを伝えることで、現場が欠けている視点を補うように伝えること。正解を与えすぎず、現場に考えさせることが必要である。

さらに、高嶋監督は「決勝戦で勝つことだけを考える」とも言っているそうだ。これは最大のコミットメントになりうる。勝つイメージを持つこと、途中経過で勝つことをイメージすることも大事だろうが、最終的に勝ちたい局面をイメージすると、体も脳もおのずとついてくる。


トップと現場双方と信頼関係を築き、本音を引き出し、本音を伝える

一人ひとりが考える組織」とはどのような組織なのか。
松下氏は、かつてエグゼクティブコーチングを担当したクライアント(以下Aさん)と関わる中で、一人ひとりが考える組織について気づかされたそうだ。

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