CAREER

キャリア

フリーランサー必見! デジタルノマドとして成功するための5つの条件

世界各地を旅しながらさまざまな仕事をこなすデジタルノマドが、働く人々の注目と関心を集めている。デジタルノマドとは何か? デジタルノマドはどのように生活しているのか? 成功するためには何が必要なのか? 著名なデジタルノマドからのアドバイスなどを交えて見ていこう。


ノマドについての基礎知識

DX LEADERSの読者の方々に対しては釈迦に説法だと思うが、ノマドという言葉の意味を改めて確認しておきたい。ノマド(Nomad)とは、「定住のための住居を持たず、季節ごとに居住地を転々とする民族の構成員」または「放浪する個人」のことである。

現在、先進諸国はじめ世界的にフリーランサー人口が増加しているが、それにともないノマドまたはノマドワーカーという言葉が一般的に使われるようになってきた。そして、現代におけるノマドワーカーとは特定の組織に従属せず、また時間や場所などにも拘束されない環境で仕事をする労働者を意味する。月曜から金曜日の午前9時から午後5時までオフィスで勤務するのではなく、あるときは早朝からハワイのワイキキビーチで、またあるときは真夜中に香港の九龍街で、Wi-Fi等によりインターネット接続環境が整ったノートパソコンひとつで自由に仕事をこなす。頼りにするのは自分のスキルのみ。そんな自由を謳歌するノマドワーカーが、一種の羨望を持って世界中の労働者から見つめられ始めているのだ。


デジタルノマドとは何か?

最近ではアメリカを中心にデジタルノマドという言葉も使われ始めている。デジタルノマドとは、ノマドワーカーのなかでもインターネット、モバイルコンピューティング、クラウドコンピューティングなどのIT技術を活用して仕事をすることだ。その多くはIT系のスキルを使ったものや、トラベルブロガーとして世界各地を転々と移動するものである。

マイク・エルガン氏はIT系デジタルノマドだ。コンピューターワールド誌などに寄稿する技術コラムニストであり、世界中を旅するトラベルブロガー・ジャーナリストでもある。エルガン氏はガストロノマドという世界各地の料理を紹介するフードブログの運営や、世界中を旅しながらコラムやブログ記事を書き、自身のフォロワーに配信しているのだ。同じくマット・ケプネス氏も世界中を旅するデジタルノマドである。四年前からデジタルノマドとなったケプネス氏は、世界の40か所をトラベルブログの訪問先に設定し、各地を転々としている。訪問先のなかにはキリマンジャロや宇宙空間も含まれており、ケプネス氏のトラベルブログは大手メディアなどでも紹介され、多数のフォロワーを集めている。



デジタルノマドとして成功するための5つの条件

さて、デジタルノマドとして成功するための条件を考えてみよう。まずはインターネット、モバイルコンピューティングといった技術に詳しいことが挙げられる。世界中を移動し、旅するのであれば、移動先・滞在先でインターネットに接続することは必須だ。滞在先が先進国の都市圏であれば問題は少ないだろうが、発展途上国や僻地などではそれなりの知識やスキルが必要なケースも考えられる。次にブログライターとしてのスキルだろう。多くのデジタルノマドが自身のブログを開設し、多くのフォロワーを集めている。このブログの読者をそれなりに増やすと「能動的収入」を得られる可能性が高まり、なかにはブログから相当の収入を得ている者もいるのだ。このようなメリットを考えると、読者に有益な情報を提供し、高い評価を得られるコンテンツをライティングするスキルは必要といえる。

ソーシャルメディアなどでの人的なネットワークを持つことも欠かせない。多くのデジタルノマドが、ネット上でバーチャルプロジェクトチームを編成して仕事をしており、これは自分の不得意な分野や足りないスキルを人的ネットワークで補うためである。この人的ネットワークの構築は、主にFacebookやLinkedInなどを使っているそうだ。また、デジタルノマドとして世界中を移動するためには、出来るだけローコスト体質であることが望ましい。デジタルノマドのR.L.アダムス氏も、可能な限り支出を抑え、ローコストで生活するようにアドバイスしている。そして、デジタルノマドとして暮らすための収入を確保することだ。これが最も大切な条件だと思われるが、多くのデジタルノマドはプログラミングやアプリケーション開発といった仕事の収入源のみに依存せず、前述したようなブログやコンテンツライティングのほかに、YouTube、出版など出来るだけ複数の収入源を確保している。

デジタルノマドとは、インターネット社会が生み出した新たなワークスタイルであり、ライフスタイルだ。そして、世界中を移動して各地に滞在し、文化や生活に触れる地球サイズの新しい生き方ともいえる。何よりも、デジタルノマドになりたいという強い願望こそが、デジタルノマドとして成功するために一番大切なものかも知れない。


<参考・参照元>※リンク先英文サイト
Nomad|Definition of Nomad by Merriam-Webster
How To Become A Digital Nomad And Travel The World|Forbes - Tech Information and Tech News - Forbes.com
Nomadic Matt’s Travel Site

あわせて読みたい記事!