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HR Techで企業コスト削減を目指す!今すぐにでも導入すべき理由とは?

HR Tech近年、金融や教育業界など様々な業界で、最新のTechnologyを取り入れた「◯◯ Tech」と呼ばれるサービスが急速に増えてきている。
今回は、そのうちの一つ人材領域における「HR Tech」が普及した背景や、具体的なサービスを例に、これからどうHR Techを取り入れていくべきか、またそれを導入することで得られるメリットを紹介したい。


HR Techの定義についてしっかり抑えておこう

「HR Tech」とは、「Human Resource×Technology」の略称で、これまでの人事業務に人工知能(AI)やビッグデータ、クラウドなどIT技術を掛け合わせ、より円滑に、また正確に処理を行うことができるソリューション群のことである。

例えば、これまで紙ベースで処理されていた勤怠管理にクラウド型システムを導入すれば、従業員は自宅や外出先からスマホやタブレットを使って入力することが可能となり、人事側も月末の煩雑な処理の負担が軽減され、人事における企業コストを削減することができる。
それだけではなく、残業状況や早退・遅刻など従業員の勤怠状態を把握することで、従業員一人ひとりのストレスケアまででき、離職率を低下させるためのデータとして使用することもできる。
また、これまで採用や評価は人の裁量によって決められ曖昧で不透明であったが、それらに関する情報をビッグデータとして収集して解析することで、一定の基準ができ、最適な人材配置が可能となる。
HR Techの領域は、給与計算や採用だけにとどまらず、人材の育成・配置・労務業務の生産性向上など多岐に渡る。


HR Techが普及した背景と活用すべき理由とは

HR Techの重要性が高まった背景には、労働人口の減少があるといえるだろう。生産年齢人口(15歳〜65歳)は、第二次ベビーブームに誕生した団塊ジュニア世代が働いていた時代をピークとし、それ以降想定以上のペースで減少が進んでいる。さらに、2060年にはピークの半分になるという。

こういった状況のなかで、企業はいかに優秀な人材を採用し、手放さないよう育成するのかが問題となる。また、従業員らに愛社精神や思い入れを抱かせ、エンゲージメントを高めたいと感じることも多いはずだ。
HR Techを用いて組織や人材の質を高めることができれば、企業にとっていい影響を与えることはまず間違いないだろう。

さらに、「働き方改革」の一つとして、ライフイベントを経た女性や高齢者の労働力を活かすため、在宅勤務や短時間正社員制度など働き方も多様化し、さらに人事労務が煩雑化したこともHR Techに注目が集まっている理由のひとつである。
労働人口が減少するなか、国内外から優秀な人材を獲得し、多様化する働き方を受け入れることが今、最も重要な経営課題であろう。

今、SaaS(Software as a Service)と呼ばれるクラウド型のシステムが開発され、初期投資のコストが低くなったことで、中小企業を含める多くの企業で導入可能になった。
さらに、スマートフォンやタブレットで従業員一人ひとりが出先や自宅からシステムにアクセスできる環境が整ってきたこともHR Techの広まりを後押しした理由の一つである。


日本で広がっているおもなサービスは?

HR Techのサービスは、スタートアップ企業から大手まで参入しており、今後ますます拡大していく分野であることは間違いない。ここでは、HR Techの代表的な3つのサービスを紹介したい。

Smart HR
Smart HR」は、2013年設立の株式会社SmartHRが運営する、6,000社の導入実績のあるサービスだ。馴染みやすいインターフェイスで、スマートフォンやタブレットがあれば、どこからでもログインでき、今までの労務にかかっていた処理時間が3分の1に軽減するという。
入退社の手続きや、給与管理、年末調整やマイナンバーの管理まで簡単に管理できる。役所への電子申請もパソコンからワンクリックで可能となり、人事担当者の負担が一気に軽くなるのだ。

jinjer
jinjer」は、株式会社ネオキャリアが運営しており、2017年度HRテクノロジー大賞にて、「管理システム部門 優秀賞」を受賞した。実績導入数3,000社を越えるjinjerは、すべての人事領域において業務効率化を行うことが可能なソリューションである。
採用・勤怠・人事管理など、これまでブラックボックス化されていた人事におけるデータを可視化・数値化することで、人事パフォーマンスを向上させることができる。従業員の早退や遅刻など勤怠状態をAIが分析し、離職の確率が高い従業員を割り出してくれるなど、離職率低下にも一役買ってくれる。

mitsucari
mitsucari」は、株式会社ミライセルフが運営する、AI分析による、企業側と求職者側のマッチングを行うサービス。双方に10分程度の検査を行い、マッチング度を測る。AIと機械学習により、最適なマッチングを行い、採用担当者が面接などの選考結果と組み合わせることで、入社後のミスマッチを軽減することができる。


採用や人材管理の最適化ののち「人間」に求められる役割とは

HR Techは導入することで人事担当者が煩雑な業務から解放し、また従業員一人ひとりにとっても便利かつ有効的なソリューションであることは確かである。しかし、あくまでもHR Techは定型化された業務を効率化するためのツールであることを再認識したい。
人事担当者の大きな負担を削減し、人事戦略へ注力することができれば、企業の経営戦略の実現を支援することになる。
我々「人間」の判断や行動を補助するためのツールとしてテクノロジーを利用し、うまく共存していくことが重要である。


<参考・参照元>
HR Techとは 第1回 「HR Techのトレンド」
いま「HRテック」が注目される背景と、これからの人事に求められる役割 | BizHint HR(人事の悩みにヒントを届けるニュースサイト)
人事の悩みを解決! 日本で使えるHRテックサービス15選 | 人事担当者のためのmitsucari公式ブログ
SmartHR(スマートHR) -【シェアNo.1】無料から使えるクラウド人事労務ソフト
jinjer [ジンジャー] 人事部を経営のセンターピンに
将来の活躍や離職、AIで予測 「HRテック」で人材管理 :日本経済新聞

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