CAREER

キャリア

【インタビュー】IT環境の段階的な進化が社員の意識に変革を生み出す(株式会社デルフィス植田晃氏)

【モダンワークプレイス・インタビューシリーズ】第2回

トヨタ自動車のマーケティングサービスカンパニーであるデルフィスは、Creative、Communicate、Collaborate、Connectなど8つの「C’s(シーズ=seeds)」を働き方改革のビジョンに掲げる。中でも重要になるのは「コミュニケーション」だ。そこではどのようなITが活用されているのだろうか。今回は、デルフィスの働き方改革において、ITが果たした役割とその可能性について、同社エグゼクティブITマネージャーの植田晃氏にお話を伺った。株式会社デルフィス総務局情報システム室 エグゼクティブITマネージャー 植田 晃 氏

「場所に付く」仕事から
「人に付く」仕事へのパラダイムシフト

デルフィスは、時代に先駆けて2014年に「働き方改革」を断行した先進的企業だ。その改革の動きは、2011年の“3.11”にさかのぼる。

「それまでも、震災やパンデミックのたびに、業務に大きな支障が出ていました。その原因を探っていくと、社員の『場所に付く』仕事の仕方にあることが原因の一つとして分かってきました。東日本大震災後、業務の効率化には、この仕事スタイルを変えなければという危機意識が高まりました」とデルフィスのエグゼクティブITマネージャーである植田晃氏は振り返る。

それまで同社の従業員が使えるデバイスは、自席のデスクトップPCと固定電話、携帯電話、そして貸出用のノートPCだった。同社では国内の各拠点に、出張した社員が使用するためのデスクトップPCも用意していた。その結果、全社のPC数は、役員を含めた全従業員数の1.3倍超に達していた。

そこで考えたのが、モバイルの活用だ。モバイル端末なら人の動きに合わせてフレキシブルに仕事ができる。万一、事故や災害があっても、出社せずに業務遂行できる。移動時間も仕事に使えて、出先や会議中に急な対応が必要になった場合にも迅速な対応が可能だ。出張者用の席なども不要になるので、オフィススペースも減らせる。しかも、1人1台のデバイスになるので管理コストも削減でき、良いことづくめだ。

しかし、一気呵成に改革を推し進めれば、軋轢が生まれてしまう。そこでワンクッション置くことにしたという。

この記事の続きを読むには、ログイン、または会員登録(無料)とプロフィールの入力が必要となります。

あわせて読みたい記事!