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第一生命、損保ジャパンも参入するインシュアテックで保険難民が発生?健康がリアルな資産に

「身体が資本」といわれることがあるが、この言葉はインシュアテックによってさらに重要性を増すかもしれない。テクノロジーの進化は、金融だけでなく保険の世界も大きく変えようとしている。そして、これは健康格差を明らかにし、資本格差や保険難民も生み出すかもしれない。

インシュアテックによって変わる新たな時代に対応するために、私たちは何ができるのだろうか。


インシュアテックを理解する上で欠かせない周辺サービス

FinTechから派生して生まれたインシュアテック(InsurTech)。テクノロジーの進化は、金融業だけでなく、保険業も飲み込もうとしている。そして、それを踏まえてさまざまなプレイヤーがインシュアテックのシェアを握ろうと動いている。
一般的に、住宅の次にお金を使うといわれている保険。このシェアを握れるかで、企業のビジネスの展望も大きく変わっていくだろう。

そもそも、インシュアテックについては、言葉だけが先行している面も強く、意味するところが定まっていない。
本稿では、これまでの保険の代替サービスだけでなく、予防医療も含めた周辺サービスを含めて“インシュアテック”と定義したい。というのも、この周辺サービスもインシュアテックと切っても切り離せない関係にあるからだ。

「インシュアテックの源はテクノロジーの進化」にある。

そして、その中でもキーになるテクノロジーがIoTAIビッグデータである。特にIoTの進化は、インシュアテックにとって鍵となるだろう。私たちが思い浮かべるIoTデバイスにApple Watchのようなウェアラブルデバイスを思い浮かべる。Aplle Watchは、インターネットにつながり、さまざまなデバイスと連携している。
しかし、ウェアラブルデバイスは、他にもさまざまなものがある。


代表的なインシュアテック周辺サービスとは

例えば、アメリカの「Fitbit」が提供しているウェアラブルデバイスを装着することで、睡眠やエクササイズの記録を取ることができる。
これにより、人々にとって最適であろう睡眠時間も収集して蓄積されたビッグデータから推定できる。この最適な睡眠時間から、ユーザーの睡眠が最適なものかどうかフィードバックすることも可能だ。

また、適度な運動は、健康にとって最適であるという考え方が一般的になりつつある。その運動をどれだけ行ったかも、Fitbitのようなウェアラブルデバイスでデータを収集できる。

インターネットにつながっているデバイスとしてもっともなじみのあるものがスマートフォンである。ウェアラブルデバイスを装着しなくても、スマートフォンは常に持っているという人も多いのではないだろうか。このスマートフォンを使用して、人々の健康を管理しようというアプリケーションも存在する。

その一つは、ヘルステック企業・株式会社FiNCが提供する「FiNCアプリ」だ。このアプリは、スマートフォンのセンサーによってユーザーの歩数を計測することができる。また、指定の体重計と連動して、日々の体重や体脂肪などを自動で収集する。さらに、実装しているAI機能がユーザーに健康に関するアドバイスまでするという。

一見すると、ただの健康管理ツールと違いが見えないという方も多いかもしれない。
しかし、この健康管理ツールが、私たちが人生で2番目に多くお金を使うという保険に大きな影響を与えるかもしれない。FitbitのようなウェアラブルデバイスやFiNCアプリのようなツールで自らの健康を管理している人は、保険会社からすると病気になる確率が低いと考えられるかもしれない。

そうなると、保険会社がFiNCのような企業と組み、アプリを一定以上利用して健康管理を行っているユーザーに対して格安の保険サービスを提供する可能性がある。

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