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Udemyがビジネスパーソンに人気!オンライン学習普及で顕在化する「モチベーション格差」とは?

スマートフォンで講義を視聴できるオンライン学習サービスが人気となっている。

国内外でさまざまなサービスが提供されており、今後も市場はさらに拡大していくことが容易に想像できる。さらに、今後VRARがより実用的になることで、オンライン学習のあり方に大きな変化が生まれるかもしれない。

国が推進しているリカレント教育においてもキーポイントとなる可能性があるオンライン学習。現状を踏まえ、その未来を占ってみたい。


いつでもどこでも聴講できる!オンライン学習が人気に

インターネットの普及やスマートフォンの進化によって、オンライン学習の人気が高まっている。
忙しいビジネスマンでも、時間や場所を問わず学ぶことができるのが好評のようだ。

実際、オンライン学習の伸びを示すデータも出ている。矢野経済研究所の調査によると、2016年の国内eラーニング市場規模は、前年度比106.7%の1,767億円に及ぶという。法人向けの BtoB 市場、個人向けの BtoC 市場ともに伸びており、2017年度も引き続き拡大が予想されている。

オンライン学習というと、個人が利用するものというイメージがあるかもしれないが、意外なことに法人が行うケースが多い。
1,767億円のうち、BtoB 市場の規模は597億円でおよそ1/3を占めている。ここ数年堅調に伸び続けているという。

一方、オンライン学習の主流である BtoC 市場も主要な通信教育事業者がサービスラインアップを拡充したり、学習塾・予備校の映像授業が伸長したりしたことを背景に前年度から市場が拡大している。
このように、その利用者を着実に伸ばしているオンライン学習。実際、どのようなサービスがあるのか見てみよう。


ベネッセが出資した「Udemy」

社会人向けのオンライン学習で有名なサービスとして、Udemyがある。
Udemyはベネッセコーポレーションが運営しているオンライン学習サービスで、ビジネスマンを中心に人気を博している。

Udemyの特徴は、主にビジネスマンを対象とした講座を提供しているところにある。
人気講座である「米国MBA教授が教える:起業からIPOまでMBAのすべて」や「エクセルで学ぶビジネス・シミュレーション講座」、Webエンジニア向けに必要な技術を網羅的に学ぶことができる「フルスタック・Webエンジニア講座」や人工知能関連の講座など豊富なラインアップを揃えており、学習意欲の高いビジネスマンを満足させることができる。

また、動画はビジネスマンが視聴しやすいように短時間の動画をいくつも用意している。
通勤時間や休憩時間などのスキマ時間で学ぶこともできるだろう。時期によっては講座のセールなどを行なっており、タイミングが良ければ人気講座を格安で受講することも可能だ。


小・中学生を対象にした「すらら」

オンライン学習は、大人の学びだけでなく小・中学生の学びも変えようとしている。その中でも、注目されているのが「すらら」だ。
すららは、株式会社すららネットが運営するオンライン学習サービスだ。2012年にはeラーニングアワードフォーラムで、「日本e-Learning大賞 文部科学大臣賞」を受賞。サービスの高い完成度で大きな注目を集めている。

すららの特徴は、動画配信による授業の配信やその理解度を測るテスト、何度も学習したくなるゲーム型のコンテンツをうまく組み合わせてサービスとして提供しているところだ。
各々に特化したサービスは他社でも提供しているが、それぞれのタイプにはメリットもあればデメリットもある。そのデメリットを補完し合う上でも、コンテンツをミックスしてサービスとしての価値を高めている。

このように小・中学生の学びもオンラインによって大きく変化しようとしている。今後オンライン学習が進化することによって、学校教育のあり方なども考え直す必要が出てくるかもしれない。


オンライン学習はこれから進化する

オンライン学習は、子供にも、そして大人にも今後さらに普及が進むことが予想される。
学びの機会は、これまでよりも平等になり、学びたいというモチベーションが高い人がその恩恵を受けることができる世の中となるだろう。「モチベーション格差」がそのまま「学び格差」につながるかもしれない。

さらに、オンライン学習は今後さらに進化することが予想される。
現在は、スマートフォンやパソコンの画面上で講座を視聴するようになっているが、VRやARの進化に伴い、今後プラットフォームはそちらへ移行していくだろう。そうなると、これまで以上に臨場感がある環境で講座を受けることができ、学習効果の向上も見込める。
オンライン学習が本格的に広まるのは、5Gが普及してVRやARがより実用的になる2020年以降となるのではないだろうか。

オンラインで効率的に学ぶことができれば、学校や塾のあり方も大きく変化することが考えられる。
学ぶのは個々に合わせてオンラインで行い、学校や塾はコミュニティとしての機能が求められるだろう。オンラインで体験できないことを提供できるかどうかが重視されるはずだ。

また、大人であればリカレント教育の推進に伴って、今後どのような講座を受講したかが転職や昇進につながってくるのではないだろうか。身に付けたスキルが明確になることで、今後フリーランスとしてオファーを受ける人も出てくるかもしれない。

オンライン学習一つとっても、これだけの変化が予想される。
“できるビジネスマンは、オンライン学習を受けて当たり前”という時代がすぐそこまで迫っているのかもしれない。


<参考・参照元>
オンラインコース - いろんなことを、あなたのペースで | Udemy
Udemy 法人向けサービス
すららとは | 【公式】株式会社すららネット
eラーニング市場に関する調査を実施(2017年) | ニュース・トピックス | 市場調査とマーケティングの矢野経済研究所

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